自転車の平均速度は?自転車種類別に時速を比較/計算方法

自転車の平均速度はどんなもの?

自転車 平均速度

日本では自転車を交通手段として利用している率が他国よりも高いです。
自転車も近年では、ママチャリやシティサイクルから電動アシスト付き自転車、クロスバイクやマウンテンバイク・ロードバイク等のスポーツタイプのものまで様々です。

それぞれの平均速度は大きく差があり、効率的な移動手段としてどの自転車を購入するべきか、この記事を参考にしてみてください。

自転車の平均速度の計算方法

自転車 平均速度 計算

なお一般的には自転車の平均速度は、以下の方法で求められますが、特に市街地などでは信号や人通りによって平均速度は変化します。

  • 目的地までの距離➗所要時間

信号がある場合の自転車の平均速度

自転車 平均速度 信号

実際の市街地では信号待ちの時間が発生しますので、より正確に平均速度を出したい場合は、移動の所要時間から信号待ちの時間を差し引くことが必要です。

なお1回の信号が大体90秒なので経路上にどれだけの信号があるかで大きく時速に影響してきます。

ちなみに私が通勤に使う経路では、信号が25個あります。その内平均して5-7回は捕まるので信号だけで5-10分前後します。
ですので街中でどんなに飛ばして走ったところで信号の影響が強くそこまで到着時間が変わらないことが多いです。

自転車の街中での平均速度

自転車 平均速度 街中

この画像は自転車、徒歩、自動車、バス、鉄道の移動距離における効率性を表したものです。

これをみると5km以内までは自転車が最も効率良い交通手段ということがわかります。

特に市街地においては、計算されている数値よりも効率的と感じます。朝の通勤通学の場合、混雑しますからね。

自転車のスピード違反はある?

自転車 平均速度 スピード違反

自転車の分類

自転車は道路交通法上では、「軽車両」に分類され、速度制限の対象にはなります。ただ軽車両の中でも特殊な扱いをされており、原付自転車であれば法廷最高速度は30kmですが、自転車の場合は法廷最高速度が決められていません。
では、スピードはいくらでも出していいのかというとそうではありません。
公道で無闇にスピードを出した場合、安全運転義務違反として捕まる可能性が高くなります。

速度違反した場合の罰則は?

法廷最高速度は決められていないと言いましたが、速度指定がある道路では法廷速度とは別に「規制速度」があります。規制速度のある道路で自転車が速度違反をした場合は重い処罰を受けることになります。道路交通法第108条1項1号には、「6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金」となります。

余程のことがないかぎり、自転車でスピード違反で捕まることはないようですが、特にスポーツ自転車を乗っている人は安全運転に注意しながら走行すうするようにしましょう。

自転車別の平均速度

ママチャリの平均速度(11〜15km)

ママチャリ 平均速度

ママチャリの平均速度に関する調査が実施

シティサイクルやママチャリの平均速度について、国土交通省が過去に香川県高松市の2447人を対象に調査を行いました。
幼児・児童、高齢者とそれ以外の一般成人・学生を分類して走行速度の調査がされています。

  • 幼児・児童、高齢者:時速11km
  • 一般成人・学生:15km

分速にすると、おおよそ230-250mくらいになります。

電動アシスト付き自転車の平均速度(14〜17km)

電動アシスト付き自転車 平均速度

最近は電動アシスト自転車に乗る方が増えていますが、加速力と坂を登る能力が格段に高くなります。一般的なアシストは時速10kmまでが踏み込む力に対して2倍のアシストがあります。時速10kmを超えると徐々に下がっていき、24kmからアシストがなくなります。

ですので、電動アシスト自転車の場合の時速はおおよそ14-17kmと言われています。

分速にすると280mくらいになります。

クロスバイクの平均速度(20km)

クロスバイク 平均速度

おしゃれな街乗り自転車として、シティサイクルよりも人気の自転車の種類ですが、もともとマウンテンバイクとロードバイクのいいところをクロスさせたことからこの名前が来ています。
ママチャリやマウンテンバイクと比べて軽いので、走り出しの速度は速く感じます。

ただ平均時速は同じで、大体20km程度となっています。

マウンテンバイクの平均速度(20km)

マウンテンバイク 平均速度

マウンテンバイクはその性能は坂や山道などの悪路で発揮しますが、安定性が高いことから人気です。タイヤも太く溝が深いのと車体は重くなっています。

体感のスピードはそこまで速くないのに、思ったよりもスピードが出ていることもあります。

平均時速は、クロスバイクと同様20km程度になります。

ロードバイクの平均速度(20-30km)

ロードバイク 平均速度

人力の乗り物としては世界最速と言われるのがロードバイクです。もともとレース等の競技用に使われていたものが一般に広まって利用されています。車体はクロスバイクよりもさらに軽く、また車輪が大きく細くなっています。

一般的な人でも時速40kmをゆうに超えることができます。

ロードバイクは速いため、実際の街中で走り回る際には注意が必要です。

平均時速は20-30kmと幅がありますが、体感的には25km以上は確実にでます。

正確な平均速度を図りたい場合はサイクルコンピューターを利用する

サイクルコンピュータ 平均速度

サイクルコンピュータを使えば、自転車の平均速度だけでなく、現在の巡航速度、カロリー消費や移動距離等をリアルタイムに計算し記録してくれます。

取り付け方法は非常に簡単で、最近では無線のものやスマホのアプリが登場しているので便利に活用ができます。

おすすめのサイクルコンピューター

おすすめのサイクルコンピューター①キャットアイ サイクルコンピュータ VELO 9

キャットアイ サイクルコンピュータ VELO 9

サイクルコンピュータの入門用で、有線式ではありますが非常に安価で購入できます。大型液晶で、消費カロリーも計算できます。

おすすめのサイクルコンピューター②キャットアイ サイクルコンピュータ MICRO Wireless CC-MC200W

キャットアイ サイクルコンピュータ MICRO Wireless CC-MC200W

基本機能に加えて、画面上段には好きなものを自由に表示できる機能、ナイトモード、ストップウォッチなど機能満載です。
またワイヤレスセンサーを搭載しているため線が引っかかる心配もありません。

おすすめのサイクルコンピューター③iGPSPORT iGS10ワイヤレス

iGPSPORT iGS10ワイヤレス

高感度のGPS受信機を搭載し、速度、平均速度、走行距離、総距離、高度、気温、時間、乗車時間、日付、カロリー、勾配などさまざまなデータを計測できます。またケイダンスや心拍数も計測することができる高機能サイクルコンピュータです。

おすすめのサイクルコンピューター④Suaoki サイクルコンピュータ

Suaoki サイクルコンピュータ

基本的な機能を兼ね揃え、ワイヤレス方式にもかかわらず、安価に購入できるサイクルコンピュータです。2.4GHz帯を使っているので混線の心配もありません。

自転車平均速度まとめ

自転車は近距離の移動手段としては最も効率的であるため、便利な移動手段として利用されています。
自転車は軽車両に分類されますので、歩行者の安全を守る義務と責任があります。無闇にスピードを出して事故を起こさないように、特にスピードの出やすいスポーツタイプの自転車は規制速度を守りながら安全運転をしましょう。

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