弱虫ペダルとは
弱虫ペダルは2008年から週刊少年チャンピオンで連載されている自転車競技を題材にした漫画です。2013年にはテレビアニメ化、2016年にはテレビドラマ化されるなど、年齢や性別関係なく多くのファンがいます。
またコスプレイヤーからも人気を得ており、インスタグラムを中心に人気の弱虫ペダルレイヤーが急増しています。
またこの漫画をきっかけに、ロードバイクに興味を持ち、実際にコラボ商品を企画するサイクルショップもあるくらいです。
弱虫ペダルに登場する自転車は実在する?
弱虫ペダルに登場する自転車は著作権の関係上ロードバイクのメーカーロゴ等は誤魔化されていますが、実在するモデルをモチーフに作られています。作中に登場するカラーリングは生産終了で手に入らない可能性がありますが、同じモデルを手に入れることは可能です。
弱虫ペダル千葉総北高校の自転車モデル一覧
弱虫ペダル主人公の小野田坂道が乗る自転車
BMC SLC01
弱虫ペダル主人公の小野田坂道が乗っているのはBMCの自転車。インハイ前の1年生レースではママチャリ、ウェルカムレースでクロモリ、インハイ後にこのBMC自転車になりました。
スイスに本社を持つBMCは1986年に設立され、最高レベルの技術設計で多くのロードレーサー向けの自転車を開発しています。
漫画本編ではイエローモデルでしたが、通常版はこの色になります。なお参考価格としては819,000円とかなり高価な自転車です。
黄色モデルは入手不可能?
イエローモデルはBMC SLC01 エバンスモデルというのですが、このモデルはカデル・エヴァンスがツールドフランスを優勝したときに制作された記念モデルです。参考価格はなんと1,260,000円で、世界でもわずか141台しか生産されていないためほぼ入手は不可能と言えます。しかもその時日本に輸入されたのはたったの7台とのこと。
千葉総北高校のエース今泉俊輔の自転車
Scott CR1 30
千葉総北高校のエースである今泉俊輔が乗るのがScottという軽量化に命をかける自転車ブランドです。もともとスキー用のストックメーカーだったのがロード業界に進出をしました。
Scott CR1 は振動吸収性能が高く軽さと剛性を兼ね揃えたスコットの名作です。
なお最近はScott Addictシリーズに変わってきています。
浪速のスピードマン 鳴子章吉の自転車
PINARELLO Prince
関西出身のスプリンターで派手好きな鳴子が乗る自転車は「Pinarello」です。イタリアの名門ロードバイクメーカーで、左右非対称に設計したフロントフォークとシートポストが印象的で自転車です。
高い安定性能と素早い反応で完璧なライン取りができます。山岳には向かないものの平地でのスプリントでは他を圧倒する力を発揮します。
参考価格は465,000円です。
総北の主将 金城真護の自転車
TREK Emonda S4
諦めない男、総北高校の主将である金城が乗るのが、アメリカの有名自転車ブランドTREKの自転車です。TREKは強化プラスチックというカーボン加工技術が高く、コスパが高いことで有名です。
通説では、作者の渡辺さんが乗っている物と同じであるTREKのMadone6.9と言われていますが、ドラマ版ではEmondeが使用されています。超軽量フレームが特徴で、ヒルクライムではパフォーマンスを発揮します。参考価格は199,000円です。
総北・肉弾頭の田所迅速の自転車
Specialized TARMAC COMP SL2
総北高校の名物肉弾列車を率いる田所迅が使用する自転車は「SPECIALIZED Tarmac」というモデルです。SPECIALIZEDはアメリカの自転車メーカーで「革命を、さもなくば死を」を社是を掲げ、多くの有名選手にフレームやウェアを提供しています。
しなやかで剛性のフレームが踏み込む力に対して素早い反応を返すので、スプリンター専用の自転車と言えます。参考価格は450,000円です。
総北のクライマー 巻島裕介の自転車
TIME VXR ULTEAM
総北の蜘蛛男のエースクライマーの巻島裕介はTIMEという自転車メーカーのVXR ULTEAMというモデルに乗っています。
このブランドは工場が小さいため、生産数が少なく手の届きにくいモデルが多いです。お金持ちの巻島だからこそ買えるのかも。
TIMEはカーボンを構成する1本の糸から自社で組み合わせているこだわりの強いブランドです。そのこだわりから生み出される精密さがVXRSの特徴でもあります。ダンシングで山頂を目ざす巻島にはぴったりのロードバイクと言えます。参考価格は600,000円です。
次代のキャプテン手嶋純太の自転車
cannondale CAAD10
1年目のインターハイは惜しくも出場メンバーに選ばれなかった手嶋純太ですが、その後メキメキと力をつけて2年目はキャプテンとして出場を果たし目立つようになってきました。
Cannondaleは下手なカーボンよりはcannondaleのアルミ」と言われるくらいアルミの加工技術は群を抜いています。
またCAAD10はその中でも評判の良いバイクでエリートカーボンフレームを凌駕すると言われるほど、踏み込みの力とともに前進する高剛性なフレームを搭載しています。
次代の肉弾頭青八木一の自転車
corratec R.T. CARBON
青八木一が使用する自転車は「corratec」というドイツ自転車メーカーです。徹底的にこだわったカーボンフレームに定評のあるブランドで、数々のレース成績を残しています。
ビギナーからベテランの人まで乗りこなすことができるので長く付き合える自転車です。
新一年生の鏑木一差の自転車
FELT F75
新一年生として頭角を表し、1年目からインターハイの出場を果たした鏑木が乗っているのがFELT F75という自転車です。
FELTはコストパフォーマンスに優れており、初心者が選ぶ一台としても購入しやすいです。軽量アルミフレームで、加速性能が高いのが特徴です。
弱虫ペダルのインターハイ常連校・箱根学園の自転車モデル一覧
主人公のライバル・真波山岳の自転車
LOOK595
主人公のライバルである翼を持ったクライマーの真波が乗る自転車はLOOKというブランド。2000年から3年連続のツールドフランス山岳賞を獲得する実力をもちます。ビンディングペダルやカーボンフレームをいち早くレースに投入したりと常に時代の先を読み市場に革新的な自転車を投入するブランドです。
LOOK595は踏み込みに対して堅実な反応をするので、重いギアで走る真波らしいクライミング自転車です。
箱根学園不動のエース・福富寿一の自転車
GIANT TCR ADVANCED SL1
強豪・箱根学園の不動のエースとして活躍し、金城の因縁のライバルである福富が乗るのはGIANTです。
圧倒的な低価格で品質の高いバイクを提供する自転車ブランドで、国内でも多くの人に乗られています。
福富が乗るTCR ADVANCED SL1はその中でも高価格帯の自転車で、細かなハンドリングと加速に重点を置いた設計になっています。
箱根の直線の鬼 新開隼人の自転車
cervelo R3
箱根の直線を鬼の形相で走り、エナジーバーを食べながらバキュンポーズをとる新開が乗る自転車はCerveloです。サーヴェロはカナダのロードバイク・トライアスロンのフレームメーカーです。
直線では負けなしと言われるロードバイクで、上位機種で培ったエアロ技術を使い、加速・速度維持・ヒルクライムどれをとっても性能を発揮する自転車です。
スリーピングクライムの東堂尽八の自転車
RIDLEY DAMOCLES ISP
巻島の永遠のライバルでありナルシストの東堂が乗るのがRIDLEYです。クライマーのために生まれた新興自転車ブランドで登りに特化した設計をしています。
踏み込む力をしなやかに推進力に変えて、グイグイと進むので、まさに東堂にふさわしいモデルです。
筋肉大好きスプリンター 泉田塔一郎の自転車
BH RC1
筋肉愛好家、全身スプリントマシーンの泉田が乗るのがBHです。スペインの自転車メーカーで軽量と剛性のフレームを作っています。
BH RC1はフルカーボンのモデルで衝撃吸収技術の高さで体に優しいのでロングライドに向いた自転車です。
運び屋の荒北靖友の自転車
Bianchi 1885 Veloce
スポーツ自転車の中で最も古い自転車メーカーです。Bianchi伝統のチェレステカラーが人気で、街中では注目を浴びること間違いないです。
アルミ特有の瞬発性とカーボンの振動吸収性により、ペダリングをしっかりパワーに変換します。
黒猫の黒田雪成の自転車
KUOTA KORSA
エースアシストとして運び屋や黒猫と呼ばれる黒田が乗るのはKUOTAという自転車ブランドです。グランツールでの活躍により一気に知名度をあげたイタリアの新興ブランドで、高バランスの自転車を開発しています。
シンプルで男性的なビジュアルが人気で、入門向けの自転車ではあり軽量かつコスパの高い自転車です。
メトロノームダンシングの葦木場拓人の自転車
Wilier Izoard XP
箱根学園の次期エースとして活躍の期待される長身の葦木場は
Wilierの自転車に乗っています。
ツールドフランスでも使用されている実績もある歴史のあるメーカです。
Wilier Izoard XPはフルカーボンフレームの特性をもちロングライドに最適なフレームとデザイン性の高い自転車です。
ダークホース京都伏見の自転車モデル一覧
京伏の独裁リーダー・御堂筋翔の自転車
DE ROSA TITANIO 3.2.5
己の勝利のために何でもやりきるその強さと強烈な性格を持つ京都伏見のエース御堂筋はDE ROSAの自転車に乗っています。
ハートマークがブランドのアイコンとなっていますが、金属とカーボンフレームを持ち合わせた魅力のあるフレームを作っています。エントリーモデルがないので初心者には手が出しにくいですが、一度乗り出すとハマります。
DE ROSA TITANIO3.2.5はチタン素材でフレームを作り込んでいる傑作品です。丁寧に手作りで製造されたフレームは身体にフィットして最高の乗り心地を提供してくれます。
我慢と根性の石垣光太郎の自転車
ANCHOR RFA5W
我慢の男石垣はANCHORの自転車に乗っています。純日本産のメーカーで、日本人の体型に合った設計で製造されています。
RFA5Wは剛性が高く踏み込みに対して即座に反応をします。コーナリングもしやすくライン取りに集中できます。
まとめ
弱虫ペダルに登場する自転車の多くはレース仕様のためかなり高額のものが多いです。
なかなか個人が手に入れるには大変なので、似たようなモデルを探しながらロードバイク選びをしてください。