たった2時間で自転車が乗れるようになる教え方のコツは?
「バランスとって!」「前をみて!」「漕いで!」・・・ほとんどの親子が直面するのが補助輪を外した自転車の乗り方でしょう。
最近ではストライダーのようなペダルのない自転車が流行っていることから、昔なら5-6歳から補助輪無しに乗っていたのが今では4歳は当たり前。ちなみに自慢じゃないですが、うちは長男次男ともに3歳で自転車に乗れるようになっています。しかも長男は1時間、次男も2時間程度で補助輪無しの自転車で十分に乗れるようになりました。実は親の指導の仕方にも問題がある場合があります。
そこでたった2時間で自転車が乗れるようになるためのポイントを解説していきます。
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ1
体にあった自転車を選ぶ
「子供の成長が早いから、少し大きめの自転車を買おうかな」と考えている方は少なくないはず。
実際私自身も最初の自転車を購入するときにそんなことを考えました。ただ結論からいうと自転車のサイズはかなり重要です。特に以下のポイントは必ずチェックしましょう。
- サドルに座った状態で地面に両足がべったりとつく
- 手がハンドルに届く (どちらか曲がる状態にしたときに、肘が伸びきっていないこと)
- できれば自転車は重くないものを(キャラもの自転車は重い・・・。)
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ2
まずはペダルをはずしてバランスをとる練習
ペダルを漕ぐのとバランス取るのを両方やるなんて最初は無理です。なのでひとつずつステップでやるのが重要。
まずはペダルをはずし足のキックだけで進む練習をします。(ちなみにストライダーでもいいのですが、重さが違うのでバランスの取り方は微妙に違うので注意)特に次男は小さい体ということもあって、彼には子供用の自転車が結構重かったようで最初は何度かバランスを失って倒れていました。なのでストライダーなどのランニングバイクに乗り慣れている子は自転車に乗るときに倒れてしまうことも。
キックの仕方は2パターン
キックの方法ですが、2つ練習するといいです。
一つがジャイアントステップというやり方。これは自分が巨人になったつもりで片足を大きくステップを踏んで前進していくやり方です。できる限り片方の足でキックしたら両足が付いてない状態を長く維持することが大事です。
続いて、カンガルーホップというステップをやります。カンガルーのように両足で同時に蹴って大きく前進する方法です。今度は両足で大きく蹴ったら、両足が地面についていない状態をできる限り維持するようにしましょう。
子供がやる前に大人が手本を見せよう
実際に子供に説明して乗ってもらうよりは、簡単に自転車の漕ぎ方を説明した方が早いです。こんな感じでやるんだよというのを見本を見せてあげれば子供はより早く吸収していくでしょう。
極力荷台を支えないように
「万が一こけて怪我でもしたら・・・」と思う親御さんは多いはず。大丈夫です。親が心配して支えれば支えるほど子供は上達しません。最初は子供も心配なので必ず支えるように言ってきますが、「支えているよ!」をいって荷台に手を添えるくらいにしましょう。本当にコケそうになってもかなりバランスを保ちます。
ちなみに長男は一発目から「支えているよ」といって一切手を添えませんでしたが、うまくバランスをとっていました。そんなものです。
本当に心配なら膝と肘のガードとヘルメットをしっかり着用しておけば問題ないです。
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ3
地面から足を離してターンの練習を
ペダルを外した状態でステップを踏んでバランスが取れるようになったら、次はカーブを曲がる練習をします。できる限り大きく地面を蹴った後に大きくターンをするようにしましょう。これをやることによって不安定になった場合でもうまくバランスを保てるようになります。これができるようになったら次はペダルをつけて漕ぐ練習をしていきます。
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ4
ペダルをつけて漕ぐ練習
スタンドをおろせる自転車であれば、ペダルを漕ぐ練習をしておくとすんなりと乗れるようになれます。スムーズにこげるようになってきたらスタンドをあげて走る練習をするようにしましょう。できればそのときに親御さんは後輪に足をあてて負荷をつけてあげるようにしましょう。そうすることで漕ぎ出しの時の重さで漕げなくなるということがなくなります。
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ5
目線は”足元”じゃなくて”前”
いよいよ準備ができました。ここで注意点です。うちの息子もそうだったのですが、漕ぐことに集中するあまりにペダルやハンドルに目がいってしまうことがあります。こうするとバランスが不安定になるのでかなり危険です。必ず前方向を見るように、できれば目標を見つけてそこをずっと見ているように誘導しましょう。
漕ぎだす力が弱い場合は緩やかな坂を使おう
小さいお子さんの場合、自転車が重くて最初の漕ぎ出しでバランスを崩してしまうことがあります。そのような場合は、まずは足で大きく蹴った後にペダルを漕ぐようにします。そのときに緩やかな坂でやればペダルの漕ぎ出しがうまくいくようになります。とにかく子供は成功体験を味わえば勝手に成長していくので、まずはステップバイステップでやるといいでしょう。
補助輪無し自転車に乗れるようになるための教え方のコツ6
乗れるようになったらブレーキの練習を
ある程度バランスを保って自転車をこげるようになったらブレーキの練習をしましょう。最初は握り方も甘いので上手く止まれない可能性もあるので止まるときには親御さんもヘルプしてあげるといいかもしれません。しっかりとブレーキを握れるようになったら自転車練習も完了です!
不安なら自転車教室に通う方法も
都内なら神宮外苑自転車乗り方教室がオススメ
5歳以上の方が対象ですので、大人の方でも行ける自転車教室です。保険料込みで一回の受講料は1,000円です。専門のインストラクターがついてくれて自転車の乗り方を指導してくれます。早い子であれば2〜3時間もあれば乗りこなせるようになるでしょう。
実施日:日曜・祭日のみ(雨天の場合は中止)
実施時間:午前の部 9:30〜12:00 午後の部 13:00〜15:30
受付時間:午前の部 8:30〜10:30 午後の部 8:30〜14:00
定員:午前:子供30名 身長の高い子供〜大人 20〜25名
午後:子供30名 身長の高い子供〜大人 20〜25名
※定員になりしだい受付を締め切ります。
参加上の注意:サンダルはNG。ヘルメットの着用必須。
アクセス:
信濃町駅 (JR総武線) 徒歩約10分
国立競技場駅 (都営地下鉄大江戸線) 徒歩約5分
青山一丁目駅 (東京メトロ半蔵門線/銀座線/都営地下鉄大江戸線) 徒歩約12分
外苑前駅 (東京メトロ銀座線) 徒歩約10分
HP:https://www.j-cycling.or.jp/about/jingu.html
全国各地で開催する自転車教室も
一般社団法人 親と子の課外活動部が主催する自転車教室
満3歳〜6歳までが対象
開催情報をチェックするならこちら
http://www.vitamin-i.jp/30bike/
交通公園で練習する方法も
近隣で交通公園がある場合は、そこで練習するのもありでしょう。多くの交通公園では大小様々な自転車を用意していますし、また場合によっては指導してくれる場所もあるので、いきなり自転車を買わずに交通公園で練習してから新品自転車を買うのもありかもしれません。
子供と一緒に自転車ライフを楽しみましょう
いかがでしたでしょうか。子供の自転車の乗り方を教えるポイントは親の考え方を変えることから始まります。ステップバイステップで一つ一つ成功体験を感じながら自転車に乗ることの楽しさを伝えてあげるようにしてあげれば必ず上達します。まずはご紹介したステップでぜひ自転車が乗れるようになることを応援しています。