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自転車の反射板は法律義務?身を守るための反射板の選び方

自転車 反射板 とは

自転車の反射板とは

自転車 反射板 とは

よく後輪やサドルの後方についている赤いやつです。この部品自体は光を発することはしませんが(商品によりますが)、暗い夜道を走る時に自動車のライトがあたることで光を反射するためのものです。
反射板は使用される用途や場所によって名称が異なります。自転車では「尾灯」や「反射材」と呼ばれます。尾灯はテールランプやテールライトといい自転車の後方に取り付けるものをさします。

自転車の反射板の役割や効果

自転車と自動車の追突事故の7割が夜間

自転車と自動車の事故

自動車を運転する方ならわかるかもしれませんが、自転車が道路脇を走っているとその存在に気づきにくいです。それはたとえ街灯の多い都心やビル街などの場所ですら確認が難しい場合があります。自転車側から自動車の接近が見えていたとしても、相手の自動車からは全く存在に気づいていない場合があります。

夜間の自転車事故の8割が「発見の遅れ」

そして、その事故のうち8割が「発見の遅れ」が原因となっているのです。夜間に自転車で走行する場合、あなたが考えている以上に自動車のドライバーに対して存在をアピールする必要があります。自動車のヘッドライトに対してしっかりと反射できるように、可能な限り視認性が高くて遠くからでも発見できるような反射板を装備することが巻き込まれる事故を減らしてくれるでしょう。

被害者にならないためにも

もし仮に道路脇を走っていて出会い頭に歩行者と衝突してしまった場合、完全に自転車が悪くなるわけですが、自動車と同じように歩行者からも存在を確認しづらいのです。お互いに発見が遅れてしまい被害者になってしまう可能性もないわけではありません。

自転車の反射板は法律義務

自転車 法律義務

この反射板、法律上義務化されているのをご存知でしょうか?これまで反射板は、つけておくと安全だが必ずしもつけておかなくてもいいものでした。ただ自転車の接触事故の増加により近年道路交通法上で義務化されています。

反射板の装備義務

自転車 反射板 基準

次のような場所を走るときには反射板を後方につける必要があります。

・夜間の道路
・トンネル内
・その他、濃霧の中や50m先まで明瞭に見えない暗い場所
尾灯を転倒できる場合は反射機材の装備義務はありません。
上記の場所を一切通行しない場合には、尾灯の転倒も反射機材の装備も必要ありません。

自転車に反射板をつけずに乗ったら?

もしも夜間に反射板をつけずに乗った場合は「無灯火運転」となり、5万円以下の罰金あるいは厳重な注意を受けることとなります。注意ですむことが多いのかもしれませんが、万が一罰金になったりしたら大変ですね。道路交通法違反とならないためにも自転車の後方に反射板を装備しておくことが必要になります。

自転車の反射板は赤じゃないとダメ?他の色は?

自転車の反射板では、実は多くのカラーバリエーションが存在し、赤や白、黄色以外にも緑や茶色、灰色などがあるようです。ただこの自転車の反射板ですが、法律上色にも条件がつけられています。色は橙色または赤色のみに限定されているのです。
たちえ他の色がよかったとしても、赤や橙色以外のものを装備していた場合にも道路交通法上で基準を満たしていないとなり罰則の対象になる可能性が高くなります。うっかり違う色のものを買わないように気をつけましょう。

自転車の反射板を取り付ける位置は?後ろだけか。

自転車 反射板 取り付け位置

自転車の反射板は最近のものだとハンドルにも装着されているものが増えてきていますが、法律上は義務化されていません。

2000年頃から、手頃な値段の自転車が増えたことで低品質なものが増えて事故や故障のトラブルが多発するようになりました。そのため一般社団法人自転車協会では、利用者の安心安全を第一に考え自転車業界の自主基準として「自転車安全基準」を制定しました。その中にフロントリフレクターをつけることを検査項目の一つとしています。ですから2000年以降に発売されている自転車は業界が自主的にフロントリフレクターをつけています。

幼児向け自転車にはペダルリフレクタやサイドリフレクタが必須

幼児向け自転車 反射板

あくまでも自転車協会が定めていることですが、子供用自転車にはさらに条件が追加されています。フロントリフレクターとリアリフレクタに加えて、ペダルリフレクタとサイドリフレクタを装備することを必須としているのです。子供のことを考えれば安全面を強化しておくことに越したことはないでしょう。

安全面を優先するなら

この辺りは法律上のことだけを考えれば、自転車後方に反射材をつけるだけで十分でしょう。ただ自転車に乗っている以上、いつ事故に巻き込まれるかわかりません。その時にもし反射板を装備していればもっと早く気づけたかもしれないとなるのであればもし安全面を考慮して、ペダルリフレクタやサイドリフレクタも装備するとよいかもしれませんね。

自転車の反射板の選び方

それでは自転車の反射板を選ぶ際に気をつけておきたいポイントを確認しておきましょう。

自転車の反射板選び方①反射板としての性能を確認する

一言に反射板と言っても性能が様々です。作り方の違いによって遠くから確認がしやすかったりします。
ちなみに日本で販売されている反射板には6種類もあるのをご存知でしょうか。それぞれかなりの性能差があります。性能差が価格差になってあらわれます。なので下に行くほど効果なものになっていきます。
用途とシーンに合わせて必要な性能が変わってくると思うので素材をベースに反射板を選ぶと良いでしょう。現実的にはプリズムレンズ型が現状自転車用の反射板としては最高性能のものになっています。

・露出レンズ型
国内で初めてのリフレクター。排気ガスが付着しやすく反射性能が低下しやすい。

・封入レンズ型
表面にカバーを被せリフレクター性能を低いが長期使用に耐えるもの

・カプセルレンズ型
露出レンズ型と封入レンズ型の長所を生かした反射板。反射性能は封入レンズの4倍以上

・プリズムレンズ型
様々な角度から光が入っても高い反射性能を持つ反射材。反射性能は封入レンズの30倍以上。

・カプセルプリズム型
プリズムレンズに比べて大幅に表面強度が増加。強い耐久性を有し、環境に優しい。

自転車の反射板選び方②テールライトと組み合わせる

反射材はそのままでテールライトと組み合わせるという方法もあります。テールライトであれば色は問われませんので組み合わせることによって安全性を極限に高めることも可能でしょう。

自転車の反射板選び方③点滅する反射板で視認性を高める

またテールライトの中には点滅するものもあります。視認性はさらに高まるのでオススメです。

値段別に見るおすすめの自転車の反射板

反射板を購入できる場所は様々です。100均ショップにも売っていますし、近くのホームセンターやショッピングモール、自転車屋さん、ネット通販などどこでも入手は可能です。ただ安ければ安いほど前述の通り性能差が出ますので、用途によって購入する場所を選びましょう。

1000円以内で購入できる自転車の反射板

自転車反射板①キャプテンスタッグ リアリフレクター

キャプテンスタッグ リアリフレクター

自転車反射板②キャットアイ リアリフレクター

キャットアイ リアリフレクター

自転車反射板③ウインテック リアリフレクター

ウインテック リアリフレクター

1,000円以上だけど高機能なテールライト

テールライトは反射板のようにライトが当たって反射することで存在をアピールするものではなく、必要に応じて自ら点灯・点滅することで車に対して存在感をアピールするものです。当然ながら車からの発見率は高まります。法律上義務絵はありませんが、安全度を高めたい場合は必須の装備でしょう。

自転車反射板④Ziyueセーフティーライト

防水で、リチウム電池の強化がされ最大15時間まで点灯を可能とした高コスパ&高輝度リアライトです。

Ziyuu テールライト

自転車反射板⑤Panasonic LEDかしこいテールライト SKL090

パナソニック製のアルカリ電池を利用すれば最大100時間の連続使用ができる高持続力が特徴のリアライトです。

Panasonic テールライト

自転車反射板⑥クロップス テールライト EZ400MU

5つものLEDライトを搭載し、また高性能センサーを搭載した高機能リアライトです。光センサーと振動センサーと搭載しているので付けたり消したりする面倒が一切ありません。

クロップス テールライト

自転車反射板⑦キャットアイテールライト RAPID micro AUTO TL-AU620-R

こちらも光センサー・振動センサーを搭載した高性能リアライトです。非常にコンパクト・軽量で、取り外しも簡単にできる充電式の便利なリアライトです。

キャットアイ テールライト

自転車の反射板を取り付けと外し方

リアリフレクターの取り付け方と外し方

道具は一般的なものであれば、ネジで取り付けるタイプが多いです。ですのでプラスドライバーさえあれば問題ありません。サドルから隠れないように少し余裕を持った所に取り付けるようにしましょう。

タイヤのスポークについている反射板の取り付け方と外し方

用意するものは先の細いラジオペンチだけです。
外し方は、反射板の穴にラジオペンチを入れましょう。突起をつまんで中心に向けて挟みます。
反対側の皿部分を引き抜き、反射板本体を抜くだけです。
取り付ける時は逆で、ぱちっとはまるまで押し込めば取り付けは完了です。

定期的なメンテナンスで自転車の反射板も長持ちさせよう

自転車の反射板ですが、車のライトに対して反射することで存在を示しているため、反射性能が落ちないように工夫することが大事になります。傷がついてしまったり、汚れが付着した状態だと本来の反射性能を発揮することができません。必ず定期的に拭き取ったり、または交換をすることで安全に走行できるように心がけましょう。

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