【初心者向け】自転車リムとは?リムの掃除のやり方解説/リム幅、リム交換

自転車リムとは?

自転車 リムとは
自転車 リムとは

車のホイールは一体になっていますが、自転車のホイールの場合は、リム、スポーク、ハブの3つの部品で構成されています。これにタイヤやチューブが装着されるのです。

リムは、ホイールの強度を保ち、タイヤを適正に装着するための重要な部品です。
またホイールの機能以外にもブレーキの制動部分としても機能しています。写真のようにブレーキシューで挟む部分がリムですね。

自転車リム幅とは?

自転車 リム幅
自転車 リム幅


普段からタイヤやチューブを交換していない人には馴染みがないかもしれませんが、リム幅を理解しておくといいでしょう。

というのも、リム幅によって適正のチューブやタイヤ幅が異なってくるためです。

リム幅とは、リムの横幅のことです。リムの外側ではなく内側の寸法をさしています。

少し前まで主流であったナローリムはリム幅が15Cは、タイヤの適正サイズは23c-32cとなります。

また最近主流となっている、ワイドリムはリム幅が17cで適正のタイヤサイズが25c-35cとなります。

ただこれはホイールを作っているメーカーによってリム幅と適正タイヤ幅は異なりますのでメーカーのサイトを確認することを推奨します。

自転車リムテープとは?

自転車 リムテープ
自転車 リムテープ

タイヤのホイール部分に装着するテープのことで、ニップル穴を塞いでタイヤチューブがパンクしないようにするためのテープです。
このテープは経年劣化してしまうとチューブがパンクする頻度が上がります。
1年に1回を目安にして交換するようにしましょう。

自転車リムの掃除をする理由

自転車 リム 掃除
自転車 リム 掃除

よくブレーキをかけたときに「キィキィキィイー」と音を立てる時があると思いますが、それはリムに傷がついていたり、ブレーキシューに異物が混入していることで発生します。

自転車はブレーキをかけるときに、ブレーキシューでリムを挟んで勢いを殺しますが、その時にどうしても小石や砂利などの異物が入り込み傷ついてしまったり、また道を走っているだけでも傷がついてしまうことがあります。そうすると、ブレーキ音がうるさくなるのです。ですので異音がなったり、ブレーキの効きが悪いと感じたらリムを確認するといいでしょう。

自転車のリムは一度傷がつくち、その傷跡にさらに小さな埃や油分がこびりついて、だんだんと黒くなっていきます。またその汚れは通常の洗車では汚れが落ちにくく、さらに悪化の一途をたどるのです。
またもし傷が深い場合には研磨をして表面を整える必要があります。

自転車リムの掃除に用意するもの

ペーパーウエス

速乾性のパーツクリーナー

ラバー砥石 k-141

#### ラバー砥石ホルダー

自転車リムの掃除 その1

パーツクリーナーで汚れを拭き取る

自転車 リム 掃除 パーツクリーナー
自転車 リム掃除 パーツクリーナー

まずはリムについた汚れを落としていきます。リムを掃除する際には、油分がリムにつかないように注意しましょう。例えばほかの所を掃除した状態のウエスをそのまま掃除に使わないようにしましょう。油分がつくとブレーキの効きが悪くなり危険です。

またパーツクリーナーを利用するときは直接リムにかけずに、ウエスに付着させて拭き取るようにしましょう。万が一タイヤに噴射してしまうとタイヤゴムを痛めてしまう場合があります。

拭き終わると、おそらくかなり綺麗になります。ただ、傷がついた部分にはまだ汚れがこびりついている可能性があります。

自転車リムの掃除 その②

ラバー砥石で磨く

自転車 リム掃除 ラバー砥石
自転車 リム掃除 ラバー砥石

傷の部分を綺麗にするために利用するのが砥石です。ラバー砥石で磨くととても綺麗になります。

ちなみにラバー砥石専用のホルダーも販売されています。こちらを利用すると楽に掃除をすることができるはずです。

なお砥石を使うときは、水につけて研ぐようにしましょう。包丁を砥石で研ぐときと同じように水に濡らすと研磨が進みます。

最初はヌルヌルと滑る感覚があると思いますが、途中で感覚が変わります。そこまで磨いたら終了しましょう。

自転車リム掃除 その③

最後にウエスで拭き取る。

最後にウエスにパーツクリーナーをつけてリムサイドを綺麗に仕上げましょう。

自転車リム掃除 その④

ブレーキシューのチェックもしよう

自転車 リム掃除 ブレーキシュー
自転車 リム掃除 ブレーキシュー

リムサイドが傷ついている場合、ブレーキシューにも原因がある可能性があります。

ですのでブレーキシュー側に、小石や砂利、金属等が付着してないか確認しましょう。せっかく綺麗にしてもブレーキシューにゴミがついていたらまたすぐにリムが傷ついてしまいますからね。

ゴミを取った後に、ブレーキシューの表面もラバー砥石で簡単に研いでおきましょう。

リムの交換時期は?

リムの傷を削っても、ホイールの寿命がきたり、またリムは歪みが発生してしまうとホイールの交換が必要になります。

ホイールが寿命が来たかどうかは、リムに段差が生まれたりしたら交換の必要があります。交換が必要かなと感じたら、プロにチェックしてもらうのもいいでしょう。

自転車リムの掃除まとめ

リムの役割が非常に重要であることがお分かりいただけたかと思いますが、だからこそ普段からメンテナンスするように心がけましょう。