サドルの高さを変えるための基礎知識

買った時のままや適当に調整したままで、サドルの高さを調整していない人は意外と多いかもしれません。実際に私自身もそのひとりでした。
ただ
絶対に調整した方がいいです!
これは間違いありません。
サドルの高さや座り方によって漕ぎやすさ全く違うからです。
低すぎる設定だと、こぐ時に太ももの前部分ばかりを使ってしまい、力がうまく伝わっていません。ちょうど良い高さに調整できれば、うまく体重を使いながら漕ぐことができるので、長時間漕ぐこともできれば、スピードも出しやすくなります。
大半の人が自転車のサドルを低く調整している

おそらく大半の方がサドルを低く設定している可能性が高く、設定し直すと足が地面に安定してつくことができないので不安になる方がいます。
ただ自転車は止まっている時よりも走っている時の方が長いので、基本的には走る時に楽な高さに合わせることが重要です。
サドルの高さを変えるのに必要な工具

サドルの高さを調整するために使う工具は基本的には六角レンチとメンテナンススタンドがあれば十分です。強いて言えば水平器があると良いでしょう。
六角レンチ
水平器
メンテナンススタンド
ママチャリや一部のクロスバイクは工具を必要としませんのでご自身の自転車をみてみて必要な工具を購入しましょう。
サドルの基本調整方法
サドルは水平に設定する

自転車を地面に立てたら、サドルが水平であることを確認します。ロードバイクなどのスポーツバイクだと、サドルの角度も調整できるので、必ず水平に調整します。
サドルの位置を調整する

水平が確保できたら、次にサドルの前後位置を調整しましょう。前すぎると非効率になりますし、後ろすぎるとハンドルと離れてしまうので走りが不安定になります。
サドルの上で何回かお尻を動かしてみて収まりのいい場所を探します。座骨がサドルの一番広い場所に来るように調整します。
サドルの高さを適正にする方法
サドルの高さを計算する方法①
股下x係数によってサドルの高さを調整

有名な計算方法として、股下に0.89〜0.86を掛けて計算する方法があります。初心者の方は0.86をかけて調整するといいかもしれません。
その数字を参考に、クランク軸の中心(ペダルがついているところ)からサドルの上面までの距離を調整します。
一度調整をしたら、あとは感覚的に高さを変えてみて、一番しっくりくる場所で固定をします。
サドルの高さを計算する方法②
かかとがペダルに着く高さでサドルを調整

- 自転車にまたがった状態で、ペダルを一番下(最も地面に近い場所)にして、かかとをペダルに乗せます。
- 膝が伸びきった状態になった状態でかかとがペダルにつける。
- その状態で、母指球をペダルに乗せて膝が曲がります。膝の角度がおおよそ145度〜150度前後になるように高さを微調整します。
※微調整は5mm単位で行いましょう。
ママチャリの適正のサドルの高さ

ママチャリやシティサイクルの場合は、スポーツバイクのようなサドルの高さ調整ではなく、基本サドルに座った時に足全体が地面につくように調整をしましょう。
というのもママチャリやシティサイクルは車体重量がスポーツバイクの2倍近くあります。街乗りしている時にとっさに止まる必要がある時につま先だけついていると危険です。
ですのでどんな時でも安定して止まれるように、足全体が地面につくように調整しましょう。
子供の自転車の適性なサドルの高さ
子供の場合は、どのフェーズかによってサドルの高さを調整していくことが必要です。
補助輪でペダリングの練習をする場合

補助輪があれば、倒れる心配がないものの、一人で乗り降りできるようにサドルの高さを設定する必要があります。
両足が地面にしっかりとつく必要はありませんが、サドルに座った時に、つま先は地面につくようにサドルの高さを調整しましょう。
補助輪なし自転車デビュー時

このフェーズではサドルにまたがった時に足全体が地面につく〜かかとが少し浮くくらいに調整をします。
自転車にもよりますが、あまり低くしすぎるとペダリングが窮屈になる可能性があるので、ペダルが一番上に来た時に膝が曲がりすぎない程度に調整しましょう。
練習を始めた頃は、子供は倒れることに不安になって怖がってしまうと練習が進みません。倒れても自分で支えられるとなれば子供は安心して漕ぐことができます。
補助輪なし自転車に慣れてきたら

自転車に乗ることに慣れてきたら、ペダリングの練習をします。サドルをあげて、両足のつま先がつくくらいに調整します。
ただ条件があります。
- ブレーキだけでしっかり停車できるようになること
- 停車時に片足をペダルに乗せたまま、片足だけを地面につけるようになる
自転車サドル高さ調整のまとめ
自転車のサドルの高さは一般的に低く設定されている傾向がありますが、本来の自転車の性能を発揮するにはしっかりとサドルの高さを調整する必要があります。
一番漕ぎやすい高さと角度を見つけて、もっと自転車を楽しみましょう。