雨の日の自転車通勤はどうしてる人が多いか
多少の雨くらいなら自転車通勤する人が大半
あるネットの調査によると、雨の日にも自転車に乗る人は約7割を超えるようです。最寄りの駅までは歩きだと時間がかかるから自転車で行きたい、子供の送り迎えは自転車で行きたい等、例え雨の日でも自転車に乗らなければ行けない人が多いのでしょう。
雨が振ったら基本的には電車通勤
最寄駅から家や会社が近ければ、わざわざ自転車に乗る人は少ないと思います。特にスーツ勤務が必須の方や濡れるのが困る人は電車通勤を選びますね。一方でこれからご紹介するアイテムは雨を十分に防げるものもあるので、もしかしたら参考になるかもしれません。
最近はおしゃれで簡単に雨対策できるグッズが増えてきているので紹介していきます。
雨の日でも自転車通勤する3つのメリット
そもそも雨の日にでも自転車通勤する人が大半でしたが、どんなメリットがあるか確認してみましょう。
雨の日でも自転車通勤するメリット1
電車の交通費を削ることができる
通常月1万〜5万ほどの交通費をかけて通う人が多いと思いますが、自転車通勤をすればそれらの通勤費を削ることができるので嬉しいですよね。
雨の日でも自転車通勤するメリット2
電車通勤ラッシュのストレスから解放
自転車通勤を始める理由で一番多いのはこちらかもしれません。満員電車はストレスが高いですよね。このストレス実はなかなか侮れません。ある研究によると、通勤時間が22分増えるたびに幸福度が減ると言われています。しかもその減少度、、年収の30%減に匹敵すると言われるほど。自転車通勤をする理由としては十分ですね。
雨の日でも自転車通勤するメリット3
電車遅延から解放
日本の電車は雨が降ると必ずと言っていいほど電車遅延をします。雨が降る場合はいつもよりも少し早めにでないと出社時間が遅れてしまうのが実態です。一方自転車であれば影響を受けずに出社できるのはいいですよね。
雨の日に自転車通勤する3つのデメリット
雨の日に自転車通勤するデメリット1
雨の日は危険?
雨の日の自転車は滑りやすく視界も悪くなるので事故の危険性は高まります。自転車に限らず、大体事故率が5倍になるというデータもあるようです。ですので普段よりもゆっくりと走り、周囲に気を配るながら走るようにしましょう。
雨の日に自転車通勤するデメリット2
雨の日の自転車は寒い
雨の日はどうしても体が部分的に濡れてしまいます。そうすると体が冷えてしまいます。防寒具をしっかりと身につけて寒さ対策を取る必要があります。
雨の日に自転車通勤するデメリット3
雨の日は汚れる?!
雨の日はペダルやタイヤの水はねによって濡れてしまい汚れることがあります。スーツやバッグなどを汚したくない方は対策を取る必要があります。
雨の日に自転車通勤する時のポイント
当日の天気は必ずチェックしよう
自転車通勤をする場合は必ず天気をチェックするようにしましょう。仮に嵐になる可能性があれば、その日は自転車通勤を控えた方がいいでしょう。自転車通勤ができるかどうか判断する基準は以下のような感じでしょう。
1mm以下:一般的に小雨といわれるので自転車通勤可
1mm〜2mm:少し強めに降る可能性があるが自転車通勤は可
2mm〜4mm:音を立てて降る雨の状態、人によっては自転車通勤可か。
4mm〜7.5mm:音を立てて降る強い雨の状態。基本的には自転車通勤をやめておいた方がいい。
7.5mm以上:土砂降り状態なので、こちらもやめておいた方がいいかも。
天気をチェックする場合は、細かな地域で観れる以下のようなアプリがオススメです。
ウェザーニュース:1時間後の天気を細かいエリアで見れるのが特徴。かなり高確率で天気予報が当たると言われる定番アプリです。
夏はゲリラ豪雨に気をつけよう
近年日本国内ではゲリラ豪雨の数が増えてきており、天気予報でも予測が難しくなってきています。特に夏はゲリラ豪雨の数が増えていますね。年々3割ずつ増えているようで、2017年は全国で7,043回ものゲリラ豪雨が発生したようです。先ほどご紹介したウェザーニュースもゲリラ豪雨に対応しているようですが、80%の的中率を誇るアプリもあるようなので、気になる方はアプリをダウンロードしましょう。
3D雨雲ウォッチ
日本全国の雨雲情報を3Dで確認できるアプリ。驚異の80%の的中率。
スピードは出さないように
雨の日はタイヤと道路の接地面が少なくなるため、ブレーキも効きづらければ、スリップする可能性が高まります。万が一のことを考えて普段よりもスピードを抑えて走るようにしましょう。特に出会い頭などは怖いので止まるなどして危険を避けるのがポイントです。
傘はNG(傘スタンドも非推奨!)
傘をさしながら自転車を運転している人を見かけることがありますが、これはNGです。道路交通法違反となり、罰則として5万円以下の罰金が課されることがあります。そもそも傘をさしながら運転すると視界が悪くなりますし、雨の日に片手運転は極めて危険です。ちなみに傘スタンドなどの商品がありますが、警察には厳密に罰則を与えられることはないようですが、推奨がされていません。視界が悪くなるわけでなく、雨にも濡れますし、風でふらつくなどメリットが少ないので使用は控えましょう。
自転車通勤で雨の日に濡れないための対策ポイント
雨の日の自転車通勤に必須の雨具(レインコート・ポンチョ)
雨具(レインコート・ポンチョ)のオススメの形状
レインコートも大きく分けて2タイプの形状があります。形状によってメリットデメリットがあるので利用用途に合わせて選ぶようにしましょう。
レインスーツ(セパレート):ジャケットとパンツに別れており、動きを防ぎにくいので自転車が漕ぎやすい。風に影響を受けることなく、大雨の日でも快適にこぐことができる。長時間でも運行可能。カバンは別途雨の対策が必要。
レインポンチョ:着脱が簡単で、リュックも背負ったまま着用できます。通気性は高く、着用も簡単です。最近は女性向けにおしゃれなポンチョ型のレインコートが出ています。ただ足元は防がれてないのでどうしても濡れやすいのがデメリットです。また下からの風や強い雨に弱いので、長時間の運転には向きません。近距離の買い物や送迎などの短距離に向いています。
雨具(レインコート・ポンチョ)の防水性と撥水加工
レインコートで一番重要なポイントは防水性です。防水機能がしっかりしてなければ雨が染み込んできてしまいます。購入する際に必ずチェックするようにしましょう。なお防水性をチェックする際には耐水性をみてください。耐水性は短時間自転車に乗るだけであれば2,000mm以上、長時間の場合は10,000mm以上を参考にしてください。さらに撥水加工がされていればより快適性がアップしますので合わせて見ておきましょう。
雨具(レインコート・ポンチョ)の透湿性
雨の日は必ずと言っていいほどジメジメしますよね。特にレインコートなんか着てる日には、中が蒸れてしまいます。その蒸れにくさを表すのが透湿性です。
透湿性は24時間でどの程度の湿気を通せるかを数値化したものでして、5,000g以下だと快適とは言えません。10,000gほどでやっと快適といわれるので、10,000g以上のものを選ぶようにしましょう。
当然ですが、透湿性が高くなればなるほど値段が上がりますので、使用用途に従って決めるようにした方がいいかもしれません。スポーツの用途や長時間自転車に乗る方は快適性を重視して透湿性の高いものを選べば後々後悔しなくてすむでしょう。
雨具(レインコート・ポンチョ)のフードは顔に水が当たらないもの
フードは顔に水が当たらないものを選ぶようにしましょう。走行中に顔が濡れてしまっては、視界が悪くなってしまい事故の危険性も高まります。女性に関しては化粧がとれてしまいますので、フードは深めのものが良いです。
雨具(レインコート・ポンチョ)のデザインは安全重視&目立つ色を
できれば視界が確保できるように透明なフードがついているものがいいです。それ以外のものを選んでしまいますと視界がせまくなりすぎてしまい事故をおこす危険性が高まります。またフードを絞れる紐がついていれば左右や後方の確認が楽になりますのでオススメです。
また色は夜間でも目立ちやすいように、派手めの色を選ぶとよいでしょう。どのような道を走るかによりますが、できれば反射テープのついたものを着ればさらに良いと思います。
おすすめの雨具(レインコート・ポンチョ)
お手軽価格で機能性の高いレインウェア(セパレートタイプ)
色は黒いですが、反射テープがついています。また青もあります。
圧倒的な耐水性と透湿性で大人気のレインウェア(セパレートタイプ)
アウトドアの王道メーカー、モンベルのレインウェア(セパレートタイプ)
スリムフィットで機能性の高いレディース向けレインウェア
男女兼用のお手軽で使いやすいポンチョタイプのレインコート
色とりどりで使いやすいポンチョタイプのレインコート
雨の日の自転車通勤にオススメのリュック・バッグ
通勤の際には必ずバッグを携帯していると思います。使用中のバッグにカバーをかける方法もありますが、できれば完全防水のバッグを利用して中のものが濡れないように工夫しましょう。特にセパレートタイプのレインコートを使う場合には耐水性の高いバッグがいいと思います。水に弱い書類やPCをいれていたら壊れてしまう可能性もありますからね。
お手軽価格で購入できる新素材防水バッグ
安心モンベルの防水タイプメッセンジャーバッグ
雨の日の自転車通勤にオススメの靴対策
一般的に雨の日に自転車に乗る場合はレインシューズを履くことがほとんどかもしれませんが、場合によっては靴で行きたい場合もあるかと思います。そんな時は靴を丸ごと包んでくるれるレインシューズカバーを購入しておきましょう。
雨の日の自転車通勤に必須の泥除け
ママチャリには泥除けが標準装備されていますが、スポーツバイクのクロスバイクやロードバイクには泥除けが装備されていないことがほとんどです。泥除けをつけていないで自転車に乗ってしまうと、背中に全ての泥を受けてしまい汚れてしまいます。一方で泥除けをつけるのがダサいと思っている人はいると思いますので、個人の判断に任せます。つけない場合はレインウェアで対策すると良いでしょう。
雨の日の自転車通勤に必須の防寒アイテム
季節や地域にも影響しますが、雨に濡れると体が冷えてしまいます。特に秋や冬は気温も下がりますのでしっかりと防寒対策が必要といえるでしょう。
自転車通勤に欠かせない防水対策の手袋
秋や冬の寒くなる季節は、雨に限らず手袋を必ず装着しますね。防水性の高い手袋もあるので厚手のものを購入するようにしましょう。
自転車通勤に欠かせない防水対策のネックウォーマー
着替えは必ず持ち歩こう
万全の準備で自転車通勤をしても、体が濡れてしまうことが考えられます。濡れていると体を冷やしてしまい、体調を崩してしまう可能性もあります。基本的に着替えを持ち歩くようにしましょう。
自転車通勤後に必ずやっておきたいケア
自転車にとって水分は天敵
自転車にとって水分は錆の原因になります。錆は自転車の不調の原因になってしまいますのでケアを行うようにしてください。フレーム部分は乾いた布やウエスを使って、水分と付着した汚れを取るようにしましょう。
特にケアが必要なのがチェーンです。チェーン部分はコーティングがされていないので最も錆びやすい箇所のひとつです。注油をすることで錆を防ぐような対策を行います。水が付着していても注油のできるものを購入しておくといいでしょう。
靴が濡れたら新聞紙を使って脱水
靴はできればレインシューズやカバーを使って防水対策をすることがオススメですが、もし濡れてしまった場合には新聞紙を丸めて靴の中に詰め込みましょう。靴の底にも置いて新聞紙から余計な水分を取ってあげると翌日にはかなり水分が抜けていると思います。
雨天時の自転車通勤まとめ
冒頭の通り、約7割もの人が雨の日の自転車通勤をしています。雨の際の注意事項をしっかり把握した上で必要なアイテムを揃えて快適な自転車通勤をしてください。