自転車につけるワイヤーロックとは
自転車の盗難対策としてワイヤーロックを購入する方が多いです。ワイヤー自身にナイロン素材で加工しており、比較的他の自転車用ロックと比べても軽量で丸めて持ち運びがしやすいので人気のアイテムです。施錠方法は複数あり、ダイヤル式、鍵式が基本です。また長さや太さ、加工方法によって特徴が異なりますので用途に合わせて選ぶ方法を紹介していきます。
自転車のワイヤーロックの必要性
日本国内における自転車盗難件数は何件あるかご存知ですか?警察庁発表の数字によると、年間に24万件もの被害があるようなのです。一時期は30万件を超える時期もあり、日本で約2割以上の人が盗難被害を経験しているという数字もあるようです。ちなみにその被害件数の内、検挙されたのはわずか2.2%と低く、一度盗まれてしまったら取り返すのが難しいのです。また近年、盗難をする人たちのやり口も高度化しており、シンプルなロックだけでは簡単に切られてしまい盗まれてしまう可能性が高まります。
自転車ワイヤーロックの使い方
大切な自転車を守るためには、ワイヤーロックの使用方法や注意点を確認しておく必要があります。
自転車ワイヤーロックの使い方①
必ず前後のタイヤにロックをかける
特にスポーツ自転車は必ず両輪のタイヤにロックをかけるようにしましょう。というのもスポーツ自転車の場合はタイヤがはずしやすいこともあり、高価であることが多いので盗まれてしまうことがあります。ですから前後の車輪をしっかりとワイヤーロックすることで盗難を防止する必要があります。
自転車ワイヤーロックの使い方②
ワイヤーロックは地面から離れたところでつける
自転車のワイヤーロックは一般的に長いものが多いのですが、地面からできる限り高さのあるところでロックをかけるようにする必要があります。そうしないとワイヤーロックを意図も簡単に切られてしまうからです。カッターには足で踏むタイプのものがあり足で踏むと簡単に切れてしまうのです。
自転車ワイヤーロックの使い方③
地球ロックを必ずする
地球ロックといって、自転車をガードレールや電柱、駐輪場の柱などの頑丈な柱とワイヤーロックをつなげる方式です。頑丈な柱と固定をすると盗難防止対策の強度がより高まります。重要なのは、しっかりと地中に深く固定されている柱を選ぶようにしましょう。
自転車ワイヤーロックの使い方④
必ずワイヤーロックは2箇所以上
盗難防止をしたいのなら、ワイヤーロックを2箇所つけることもお勧めします。こうすることで自転車泥棒から見ると盗難しにくい印象を与えられます。盗難しにくいと思わせることが大事です。さらに強化するのであれば、U字ロックとの併用によってより防犯できる率が高まります。
自転車ワイヤーロックのメリット・デメリット
自転車ワイヤーロックのメリット
軽量・形状自由で持ち運びやすい
ワイヤーロックの最大の特徴は軽量で持ち運びがしやすいこと。形状も自由なので、例えばくるくると丸めてハンドルにかけたり、サドル下に固定することもできます。そのため移動のタイミングでバッグに入れる必要性もないので邪魔にならないのが最大のメリットだと思います。
自転車ワイヤーロックのデメリット
切断されやすい
上記のメリットがある反面、ワイヤーロックが切断されやすいというデメリットがあります。盗難予防対策としては完全ではないことを認識する必要があるのです。実際にワイヤーカッターと呼ばれるツールが市販で売られていますが、ペンチの少し大きくて歯が強化されたもので10-30秒ほどで切れてしまいます。本当に簡単です。ですから、人目のつきにくい場所に止めることが多い方、夜間外で保管をされている方はワイヤーロックだけでなく、チェーンロックやU字ロックといった切られにくい素材を扱ったロックも利用することも検討した方がいいかと思います。
自転車ワイヤーロックの選び方
自転車泥棒から狙われないようにするためにワイヤーロックの選び方についてポイントを抑えていきます。
自転車ワイヤーロックの選び方①
太くて切られにくいか
鍵の破壊方法は専用の刃物による切断です。ですからワイヤーの太さや硬い素材が使われていれば言い訳です。当然ながら細ければ細いほど簡単な工具で切断されてしまうので注意が必要となります。太さが15mm以上になると簡単にきることはできず、牽制する材料としてはいいかもしれません。また余談ではありますが、番号可変のダイヤル錠には注意が必要です。とくに3桁の数字のものだと比較的簡単に解錠できてし舞う可能性があります。
自転車ワイヤーロックの選び方②
地球ロックできる長さがあるか
前後のタイヤとかつ頑丈な柱までを地球ロックできる長さのものがベストです。ベストなのは1m以上の長さがあると十分にロックできると思います。もし複数のロックを使う場合には、短めのものでも代用は可能でしょう。
自転車ワイヤーロックの選び方③
持ち運びがしやすいか
頑丈出れば頑丈であるほど当たり前ですが鍵は重くなります。一方で持ち運びが大変になってしまうので、段々と億劫になり持ち運ばなくなることも。こうなってしまっては本末転倒で、大事な自転車を守ることができなくなってしまいます。一番持ち運びしやすいのは車体本体に巻き付けたり固定できるものですが、次点ではバッグにいれられるようなものでしょう。頑丈さと持ち運びやすさをいいバランスで選ぶ必要があります。
おすすめの自転車用ワイヤーロック1
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ダイヤルコンボワイヤーロック
全長650mm、直径12mmと堅固なロック。細いワイヤーを束ねコンパクトに収納できる「ラウンド・シェイプ・デザインを採用しているので柔軟性があり、自由に曲げたりできます。4桁の番号でダイヤルを管理できるのでセキュリティも高く、またデザインが視認性の高いオレンジを採用することで盗難やいたずらを抑制できます。
おすすめの自転車用ワイヤーロック2
クロップス Q3 CP-SPD08
自転車ロックの上位常連のワイヤーロックです。100gをきるほどの軽量、コンパクトにできるのが人気の理由で、ズボンのポケットにいれて運ぶことができるくらい手軽です。またダイヤル式なので鍵を持ち歩かないのが嬉しいです。全長も180cmと前後のタイヤは間違いなくロックできる、使い勝手の良いワイヤーロックです。
おすすめの自転車用ワイヤーロック3
TONYON 5桁ダイヤル式 ワイヤーロック
直径7mmのワイヤーにカバーが巻かれ14mmの頑丈なワイヤーロックです。全長も120cmと前後のタイヤをロックする分には十分な長さがあります。また5桁のダイヤルロックなのでよりセキュリティは高め。自分の好きな番号を設定できるので忘れることなく管理ができるでしょう。
おすすめの自転車用ワイヤーロック4
KRYPTONITE(クリプトナイト) ロック クリプトフレックス ケーブル 1,200mm LKW12600
ワイヤーロック最強の称号をもつクリプトナイトのワイヤーロックです。全長220cmとかなり長いので何重にもロックができることで盗難意欲を削ぎ落とします。重量は540gと堅牢なワイヤーのわりには軽量な部類に入ります。クリプトフレックスの特徴は細い針金を単純にぐるぐる巻くのではなく、ミサンガを編みこむように作ることで堅固なワイヤーを作り出しています。
おすすめの自転車用ワイヤーロック5
クリプトナイト クリプトフレックス1265コンボケーブル
同じく最強の自転車ロックとして名高いクリプトナイトのワイヤーロックです。全長65cm、12mmのワイヤーを使用しています。少し長さは短いですが、その分持ち運びはしやすくなっています。フックストラップもついているので、持ち運びに特化したという感じです。雨にも強いので屋内外問わず使用できます。
おすすめの自転車用ワイヤーロック6
クリプトナイト クリプトフレックス 1218 コンボケーブル ロック
またまたクリプトナイトのワイヤーロックです。ワイヤーの長さが180cm、12mmのワイヤーを採用しています。地球ロックからパーツロックまで様々な用途に対応できる十分な長さを追っています。フックループティップストラップを採用しており、持ち運びにも便利です。
おすすめの自転車用ワイヤーロック7
J&C ジョイント式ワイヤー錠120D Φ18 ※JC-006W
太さが直径18mm、地球ロックも十分に可能な120cmのワイヤーロックです。コストパフォーマンスが非常に高く値段の割に好パフォーマンスを発揮してくれます。丈夫なワイヤーで作られており、解錠しにくいディンプルキーが採用されています。鍵をなくすことが不安な人には嬉しい、鍵が4本付き。少し重たいのが難点ではありますが、体力に自信がある、バッグにゆとりがある人にはオススメです。
おすすめの自転車用ワイヤーロック8
ABUS(アブス) STEEL-O-FLEX IVERA 7200
軽量で持ち運びのしやすいロックで、直径22mmの堅牢なワイヤーロックです。新型キーシリンダー&カバーを採用しています。ナイロンとケプラーを組み込んだ新しいカバーを採用しており、耐久性の高さと自転車を傷つけにくいのも嬉しいです。
おすすめの自転車用ワイヤーロック9
NOMEAROD THE HORNET
振動が加えられると大音量のアラームが鳴る新形式のワイヤーロックです。世界的に有名な自転車鍵メーカーのUlacと共同開発しており、高機能なセキュリティを実現。電池ももちろん交換できるので継続して利用ができます。
おすすめの自転車用ワイヤーロック10
Active Winner ケーブルワイヤー 自転車ロック
直径12mm、700mmか1200mmから選べる2サイズ形式で、4桁の暗証番号で盗難から守るワイヤーロック。柔軟性が高いスチールワイヤーと樹脂製のコーティングで堅牢なワイヤーロックを作っています。錆びなどに強い耐久性で、1年のメーカー保証期間があるのが嬉しいです。
おすすめの自転車用ワイヤーロック11
I live(アイリブ) I live LOCK reflect φ18×1200mm
直径18mm、全長1200mmと地球ロックするには十分な長さを持ったワイヤーロックです。またワイヤーカバーに反射素材を採用し、夜間には光ります。たすきがけをすれば夜間はリフレクターバンドとしても活躍します。持ち運びがしやすいようにワイヤーとスチールシェルを組み合わせ切断しにくさとしなやかさを持っていますので持ち運びがしやすいように工夫されています。
おすすめの自転車用ワイヤーロック12
GORIX(ゴリックス) ダイヤル式 ワイヤーロック 4.8mmx2000mm
超軽量、3桁のダイヤルロックを採用している手軽なワイヤーロックです。2mの長さと柔軟性のあるケーブルで複数台通してもロックできますし、地球ロックの際も何重にもして巻けばいいでしょう。
ワイヤーロックと併せてバッチリ盗難防止対策!
ワイヤーロックだけで不安な場合は、より堅牢なワイヤーロックとU字ロックを組み合わせると盗難対策を強化することができます。愛車を守るためならこれくらいの対策はしてもいいかもしれませんね。
自転車用ワイヤーロック:セットでおすすめのロック1
KRYPTONITE EVOLUTION MINI”7″
またまた登場。最強の自転車ロックとして知られるクリプトナイトのワイヤーとU字ロックのセットです。コンパクト型のU字型ロックと120cmのワイヤーロックを組み合わせたセキュリティレベルはかなり高いワイヤーロックになります。鍵穴は防水防塵対策もされ屋内外での用途に対応します。LEDも搭載されているので夜間でも鍵穴を探しやすい工夫も。1年の保証も嬉しい。
自転車用ワイヤーロック:セットでおすすめのロック2
ABUS Granit Plus 640 150mm U-Lock
ユーザーフレンドリーな丸みを帯びたデザインを採用したU字ロックです。12mmの丈夫なロックで、14トンほどの負荷をかけなければ切断できない強度を誇ります。自転車には傷が付きにくいようにソフトカバーで覆われています。シリンダーはピッキングはほぼ不可能に近いほどセキュリティーが高い。
自転車用ワイヤーロック:セットでおすすめのロック3
DOPPELGANGER ワイヤードU字ロック アルミ製コンパクト軽量ボディU字ロック&全長2500mmワイヤーセット アフロック DKL323-DP
コスパ最強のワイヤー付きU字ロックです。ワイヤーは2m以上もあるので、地球ロックだけでなく複数の自転車をロックすることも余裕です。また丈夫さと軽量を兼ね揃えており持ち運びのしやさも特徴です。
自転車用ワイヤーロック:セットでおすすめのロック4
ABUS(アブス) GRANIT X-PLUS540/230
自転車用ワイヤーロック:セットでおすすめのロック5
Active Winner u字ロック 自転車ロック シリコンカバー
軽量でコンパクトな持ち運びのしやすいU字ロックです。すでにもっているワイヤーと組み合わせることで最高の盗難防止になります。滑らかな質感になるようにシリコン樹脂加工されており、自転車の傷を防ぎます。またピッキングしづらいディンプルキーを使用。予備の鍵も3つ付いているため安心です。デザインもおしゃれ。
自転車のワイヤーロックよりも最強な鍵
1位:室内保管
これが間違いなく一番最強の保管方法です。玄関が広くない場合もあるでしょうから、自転車用のハンガーやスタンドを購入するのがいいかと思います。それをやるだけで自転車を保管するスペースを確保できます。
MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド
MINOURA(ミノウラ) DS-2100
2位:ガレージ保管
一軒家の方限定となりますが・・・自宅内に保管が難しい場合は、ガレージに入れる場合もあります。サイクルハウスと呼ばれる専用のガレージもあるのでそこに保管すれば盗難防止だけでなく、日光や雨からも守ることができます。
ALUMIS(アルミス) アルミフレームサイクルハウス スリム
3位:バイク専用ロックを利用する
一軒家でなくて、毎日会社やマンションの駐輪場に止める人は、自宅用はガッチリしたロックを買うのがオススメです。その場合自転車用でなくバイク用の堅牢なロックを買うと安心して保管ができるでしょう。というのもバイク用だと鍵だけで10kgをこえるようなものもあるので、通常の工具ではもはや太刀打ち不可能なものになります。もちろんお値段がそれなりにしますので、高級な自転車を持っている人なら対策してもいいかもしれません。
キタコ (KITACO) ウルトラロボットアームロック TDZ-10 880-0818100
自転車盗難保険の検討もあり
購入から90日以内、1万円以上の自転車である必要はありますが、盗難保険を検討するのもありです。特に高価な自転車であればあるほど、保険に入っておけば安心だと思います。
自転車の盗難や事故による損傷をカバーする『ずっと自転車盗難車両保険』
自転車のワイヤーロックとGPSも検討してみよう
繰り返しますが、壊れない鍵はありません!それを前提に考えると、最近はGPSで自転車をトラッキングできる技術も開発され商品化されています。詳しくは以下記事で紹介していますが、ワイヤーロックと組み合わせることであなたの愛車をしっかりと守ってあげるのがベストでしょう。