自転車のヘルメットは法律で義務なの?

交通法規上はヘルメットは着用の義務はありませんが、頭は人間の体でも最も重要な部分です。万が一転倒したり、車や人との衝突で放り出されてしまった時に頭を打ってしまったら命に関わり事故になってしまう可能性もあるのです。
特にロードバイクやクロスバイクのようにスピードのでやすい自転車は必須といえるでしょう。
また最近は車道を走る自転車も増えてきています。車と隣り合わせで走ると当然ながら危険度は増しますから、万が一の時に備えてヘルメットの装着を強く推奨します。
子供のヘルメットは必須

子供の場合は、ヘルメットの着用は必須と言えます。転倒の可能性が高く、また万が一の事故の時には確実に生存率を高めてくれます。
自分のことならまだしも、子供の場合にはケチらずに安全性の高いヘルメットを着用しましょう。
正しい自転車ヘルメットの選び方
命を守るためにも重要なヘルメットですが、ネットショップを見渡していると本当に多くのものがあり選ぶのに迷うことも多いでしょう。
ここでは選び方のポイントについてご紹介していきます。
一番大事なポイントは「頭の形にあうか」どうか

ヘルメット選ぶ際に一番重要なのはサイズです。靴屋さんで試着するようにヘルメットを実物を着用してみないと分かりません。一度は店舗に訪れて試着してから同じメーカーのものを購入することをお勧めします。
なお頭の形は、大きく分けると欧米系の楕円形かアジア系の丸形の2つに分かれます。自分の頭の形によって選ぶべきメーカーが異なってきます。
最適サイズのヘルメットを探す方法
自分の頭にあっているかどうかは次の2つのステップでチェックしましょう。
- 深くかぶれているか確認する。側頭部がしっかりと収まっていることを確認しましょう。きつい場合は横幅の大きいものを選びます。
- アジャスターを締めて左右にずれないか確認する。ずれる場合はサイズが大きいので小さいものを選びます。
高価なモデルは何が違うのか?
ヘルメットは価格幅が大きく、安いものであれば3,000円から高いものになると30,000円以上します。
価格の高いものとの差は
- より衝撃に強い
- より通気性が高い
- さらに軽量
- フィット感が優れている
- あごひもが特殊素材を使用
といった感じです。
正直あまりにも安く怪しいメーカーでない限りは、コスパを重視するのでしたら安いもので十分と言えるでしょう。
街乗りならおしゃれ&通気性の良いものを

街乗りの場合は、汗でびちゃびちゃにならないように、通気性の高いモデルを選ぶといいでしょう。また多くの人がイメージするのは流線型のヘルメットだと思いますが、最近はおしゃれを考慮したモデルも出てきていますので、THEヘルメットが嫌な方は、おしゃれなものを手に取ってみるといいかもしれません。
レースにも参加するなら

レースに参加する場合は、必ずJCF公認のヘルメットの著用が求められます。推奨ヘルメットというのも販売されていますが、これでは競技に参加することができません。
ですのでレース設計仕様のヘルメットを購入するようにします。
自転車用ヘルメットのおすすめ人気メーカー10選とおすすめのヘルメット20選
OGK KABUTO / オージーケーカブト

日本のメーカーで、安全性の高さとデザインが売り。また日本メーカーだからこそ、日本人の頭に合うように設計されているので、海外メーカーのヘルメットが合わない人には試してみるといいと思います。
SELEV/ セレーブ

イタリアメーカーでバーテープやサングラスなどのおしゃれなアクセサリ類を作っています。イタリアの洗練されたデザインが売りで、また日本人の頭にもフィットしやすいので人気があります。
KASK / カスク

自転車だけでなく、登山やスキー、建設現場など様々な分野でのヘルメットを開発しているメーカーです。革新的なデザインを取り入れており、また日本人にもフィットしやすい側頭部が広いヘルメットを作っています。
ABUS/ アブス

ドイツのメーカーで、アーバンモデルに強みをもったのがウリです。主に通勤や通学で利用する方で流線型はガチすぎるので、おしゃれに乗りたい方にはいいでしょう。
GIRO / ジロ

アメリカのブランドで、今の流線型のヘルメットの構造を生み出したメーカーです。ファッションも意識したヘルメットが多く販売されています。
MET / メット

軽量さと快適性をウリとして人気を集めるイタリアのメーカーです。高い安全性を確保しながらも革新的な技術を投入した商品を数多く開発しています。
BELL / ベル

世界で初めて自転車用ヘルメットをつくったアメリカのヘルメットメーカーです。モータースポーツでもプロが愛用することも多く信頼の厚いメーカーです。
LAZER / レイザー

世界で最古のヘルメットメーカーです。ヘルメットの歴史を作ってきたメーカーと言えるでしょう。日本人の頭に最適なモデルも販売しています。
SMITH / スミス

スノーゴーグルなどのアイウェアをメインとしたスポーツめーかーで、ヘルメットも開発しています。デザイン性が高く、プロにも愛用されているヘルメットです。
POC / ポック

もともとMTBやスノースポーツを中心にヘルメットを作っていたのを生かしてロードバイク用ヘルメットを開発。業界の中でも軽量性と通気性はトップクラスです。
コスパの高い自転車ヘルメット
自転車のヘルメットに関してのFAQ
ヘルメットの正しい被り方
せっかくヘルメットを買っても、正しい被り方で装着をしないと全く意味がありません。いざの事故の時に、ヘルメットが外れてしまわないように、正しい被り方を覚えましょう。
- 前頭部から深めに被り、おでこが出ないようにまゆげの少し上になるように調整します。
- 後頭部にあるアジャスターで締め具合を調整しましょう。左右に頭を振ってみてずれなければ大丈夫です。
- あごひもをシッカリと締めます。あごとひもが指一本ぶんくらいに調整します。
ヘルメットの保管方法

ヘルメットは、発泡スチロールと樹脂でできている関係で、直射日光や高温になる場所での保管は控えるようにしましょう。劣化が進んでしまい、ヘルメットの寿命を縮めてしまいます。
なおヘルメット使用後は、汗を拭き取り消臭剤等を使って脱臭をしましょう。そのあとは風通しの良い場所で自然乾燥をさせます。
ヘルメットが蒸れないようにするには

頭が蒸れるのが嫌な方は、ヘルメットの下にサイクルキャップを被るといいでしょう。サイクルキャップは汗を吸収してくれるため蒸れずにすみます。最近は薄いメッシュ生地のサイクルキャップをあります。
ヘルメットの交換時期

ヘルメットの寿命は3年が目安と言われています。紫外線や雨、人の汗や皮脂などで自然に劣化が進んでしまいます。こうなると衝撃吸収性が低くなってしまうので万が一の事故の時に本来の衝撃吸収力を発揮できないので注意が必要です。
またもし地面に落としたり、転倒した時はヘルメットにヒビが入っていないか確認しましょう。ヒビが入っていた場合は、すぐに交換が必要となります。
できる限り長く使い続けるには、屋外での保管をさけて、帰宅時にしっかりとメンテナンスをするようにしましょう。
自転車のヘルメットまとめ
自転車でのヘルメット装着は法律上義務付けられていないものの、事故に巻き込まれた時には命を守るためには必須といえます。
自分の頭にあったヘルメットのサイズとデザインを選び、自転車ライフを楽しみましょう!